綺麗に痩せる上で、
お悩みが多いのがむくみ体質の方。
特に女性は、ホルモンの影響もあり、
水太りタイプの場合は、水分代謝を改善しなければいけません。
浮腫んでしまう原因は大きく分けて3つ。
いわゆる水太りというのは、身体が水分を溜め込んでしまって、排出できない状態です。
ご存知の方も多いかと思いますが、塩分の取りすぎは、むくみの大きな原因となります。
塩分(ナトリウム)は、水と結合する性質があるので、塩分を多く摂りすぎると、それだけ水分を溜め込む体質になり、むくんでしまいます。
どのくらいに抑えればいいかというと、
WHOの基準では1日5g以下になります。
しかし、日本は欧米に比べて塩分摂取量が多く、
コンビニの惣菜など1食で5gくらい簡単に摂れてしまいます。
今まで15g以上摂っていたという人も多いはずです。
実際5g以下というのは、かなり意識する必要があります。
摂りすぎの人が、まずは普通の量(10g以下)に抑えられれば、
改善されやすくなると思います。
では、むくみ改善のために、
ダイエット中は水分を摂らない方がいいのでしょうか?
水太りと聞くと、水分を控えた方がいいと思って、あまり摂らないようにしてしまう方が多いようです。
しかし、そうすると、体内の塩分濃度は上がってしまいます。
つまり、余計にむくみやすい状態になってしまうのです。
逆に、水分を多く摂ることで、
体内の塩分濃度を薄くすることができ、
スムーズに水分を排出してくれるようになります。
40kgくらいの方でも、1日2リットルの水分を摂るようにおすすめしています。
塩分を減らしながら、水分を多く摂る。
これが身体の水はけを良くするポイントです。
カリウムは、塩分(ナトリウム)を排出し、水分の代謝を良くしてくれます。
つまり、塩分を多少多く摂っても
カリウムをしっかり摂っていれば大丈夫なんです。
カリウムが不足していると、水分を身体に溜め込んでしまいます。
塩分とセットで、カリウムを摂りましょう。
カリウムを多く含む食品としては、
ブロッコリー、サツマイモ、トマトなどの野菜、りんご、バナナ、グレープフルーツなどが日常的に使いやすく、おすすめです。
個人的には特にサツマイモ、トマトジュースを推します。
夏だったらスイカがいいですね。
肉や魚にも意外に多く含まれていて、特にササミが優秀です。
目安としては、カリウムを3000mg以上摂りたいです。
サプリメントでもカリウムの摂取は可能ですが、食べ物で無理なく摂れます。
また、カリウムは摂り過ぎるとむくみやすくなる側面もあるので、注意が必要です。
ブロッコリー、カリフラワーなどのアブラナ科の野菜は、DIMという物質が含まれていて、女性ホルモンの過剰な分泌をおさえ、少ない場合は分泌しやすくしてくれます。
※女性ホルモン(プロゲステロン)の過剰な分泌は、むくみの原因になります。
ただし女性ホルモンを調整するには大量に食べる必要があるので、DIMをサプリメントで摂取するのもおすすめです。
一応リンク貼っておきます。Source Naturals, DIM、200mg、60粒
筋肉は、血液を循環するポンプの役割をしてくれます。
このポンプの力が弱いと、血流が悪く、リンパの流れも悪くなってしまいます。
女性が男性よりむくみやすい大きな原因は、筋肉量の違いです。
女性の方が筋肉の量が少ないので、ポンプの力が弱く、むくみやすいのです。
マッサージをしてむくみをとる、という方も多いですが、効果は一時的なものではないですか?
また、食事制限だけのダイエットをすると、筋肉量が減ってしまいます。
筋肉量が減って代謝が落ちた身体は、「脂肪のリバウンド」と「むくみリバウンド」のダブルインパクトに見舞われます。
ダイエットにこそ、筋トレが必要なんです。
座りっぱなしのお仕事の方は、脚の筋肉を使わず動きも少ないため、ポンプの活動が弱まり、むくみやすくなります。
「夕方になったら足がパンパン」
という方も多いのではないでしょうか?
たまに立って歩いたり、屈伸するなどした方がいいです。
欧米の企業では、座りすぎ対策として、
スタンディングデスクという概念が浸透してきているようです。
日本では、仕事中は好き勝手に体を動かしたりできない環境もあるようですが、そうなるとどんどんパフォーマンスは低下します。
これは水を飲めなかった昭和の部活動と同じで、まさに前時代的と言えます。
個々で日常に運動のルーティンを取り入れたいですね。
適度な筋肉量と適度な運動が、むくみ改善にはマストです。
血流の改善には、マッサージや入浴も効果的です。
また、水分を摂る際の注意点として、
冷たいものは内臓を冷やし、血流が悪くなる可能性があります。
特にお腹が弱い方は、温かいものや常温のドリンクをおすすめします。
まとめ
長くなったので、まとめたいと思います。
むくみの原因としては
①塩分の摂りすぎ
②カリウム不足
③血流が悪い
でした。
- 塩分を10g以上摂っている場合は減らす。
- 水分をしっかり摂ることで塩分濃度を薄める。
- カリウムは塩分を排出してくれる作用がある。
- 血流を良くするために筋肉を使う、筋肉量を増やす。
重要なので、むくみでお悩みの方は10回以上読んでくださいね。